不安は性格?全般性不安症について現役精神科医が解説

心配が止まらない、不安でいつも体がこわばっている。不安になりやすい性格?それとも。。病気との境目は?そんな人に向けて精神科専門医が全般性不安症を解説していきます。
藤野 2026.05.26
サポートメンバー限定

大きな仕事の前に不安が襲ってきて寝られない。

今日の失敗した出来事を思い返し、今後のことが心配で落ち着かなくなる。

あなたもきっとそんな不安な夜を過ごしたことがあるでしょう。

物事を失敗せず進めるためには不安も必要な感情であるという理屈はわかっても、それでも、自信満々、堂々と過ごしている人を見てあんなふうになりたいと憧れることも少なくないのではないでしょうか。

私たちは誰でも日常生活の中で不安や心配を感じますが、それが過剰になり、仕事や家事、学業などの日常生活に大きな支障をきたしている場合、その背景には「全般性不安障害(全般不安症)」という病気が隠れていることもあります。

今回は、全般性不安障害のメカニズムから治療法までを精神科専門医が詳しく解説していきます。

***

このレターでは、メンタルヘルスの話に興味がある、自分や大切な人が心の問題で悩んでいる、そんな人たちがわかりやすく正しい知識を得ていってもらえるよう、精神科専門医、公認心理師の藤野がゆるくお届けしていきます。有料会員になるとなんと80本以上の過去記事も全て読み放題。是非登録して読んでみてください。

そもそも全般性不安障害って?

さて、まずはじめに、ここまで「全般性不安障害」という言葉を使ってきましたが、実は全般性不安障害は最新の米国精神医学会の精神疾患の診断・統計マニュアル:DSM-5-TR(以下DSM-5-TR)では「全般不安症」と呼ばれています。ここではその基準に合わせ、以下「全般不安症」と表現し解説していきます。

ではその全般不安症とは一体どんな病気なのでしょうか

全般不安症の基本的な特徴は、仕事、学業、家族の健康、家計、子どもへの災難といった日常的な多数の出来事に対する「過剰な不安と心配」です。

同じ不安症群に含まれるパニック症が突然「激しい恐怖」に襲われる発作をきたすのに対し、全般不安症では特定の状況に限られない「自由に浮動する不安」が特徴です。

パニック症に興味がある方は以下の過去記事もご覧ください↓↓↓

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、1981文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

読者限定
なぜ僕らは世界を見誤る?疑似相関の誤謬を精神科医が解説
サポートメンバー限定
ためこみ症って一体何?
読者限定
ジャーナリングって一体なに?精神科医が解説
サポートメンバー限定
ゲームでADHDを治療?「エンデバーライド」について精神科医が解説
サポートメンバー限定
「地域で支える」は、いったい誰が支えるのか。精神科の長期入院をめぐる、...
サポートメンバー限定
しんどくならないあの人は一体何が違うの?精神科専門医が解説
サポートメンバー限定
シンデレラ体重を目指して何が悪い?神経性やせ症を精神科専門医が解説。
サポートメンバー限定
「えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜」と直面化