否定的評価への過敏性 回避性パーソナリティ症の7つの特徴を精神科専門医が解説

俗に言う「逃げ癖」「リセット症候群」とも関わりが深いと言われる回避性パーソナリティ症。周りにそういう人がいて困っている、自分がそうかもしれないと不安、そんな人たちに向けて精神科医が解説していきます。
藤野 2026.03.17
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かつては「逃げ癖」として扱われ、昨今では俗にいう「リセット症候群」などとも関わると言われたりする回避性パーソナリティ症。

・否定的評価に対する過敏性

・社会的抑制

・不全感

などを特徴とするとされ、自分もそうなのではないかと不安な人、そういった人たちとの関わり方に困ったことがある人、様々いるかもしれません。

そんな不安がある方は是非この機会にまずはこういった疾患があるのだということ、そしてできれば、なぜそのような行動に出てしまうのかまでこの記事を読んで知識、理解を深めてみてもらえればと思います。

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そもそもパーソナリティ症って?

そもそもパーソナリティ症(パーソナリティ障害)とは、

規範やその人が属する文化から期待されるものから著しく偏り,広範でかつ柔軟性がなく,青年期または成人期早期に始まり,長期に渡り変わることなく,苦痛または障害を引き起こす内的体験および行動の持続的様式

DSM-5-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル

とされています。つまり

認知(出来事を知覚し解釈する仕方)や感情性(情動反応の強さ、不安定さ)、対人関係機能、衝動の制御などが著しく偏っていることにより社会での生活に大きな障害をきたしているわけです。

ではその中でも、回避性パーソナリティ症にはどのような特徴がみられ問題となるのか早速、具体的に見ていきましょう。

回避性パーソナリティ症って?

回避性パーソナリティ症では基本的には自分たちが接触する人たちの動きや表情を用心深く評価し、社会的な反応を批判的なものと誤解し、それが自分の自己不信を確信的にしていきます。

他人からは「内気」「臆病」「孤独」「孤立」などと捉えられることも多く、これらは社会的・職業的機能に関連して問題となることが多いです。

自尊心が低く、拒絶に対して過敏であるため、限定された対人的接触、つまり比較的孤立するようになり、危機の時に助けになるような大きな社会的支援組織を持っていないことが少なくありません。

他人が自分を評価しないかもしれない、自分を傷つけるかもしれない、という恐れにより受け身的となり、怒りや恐怖を招きやすくなります。

ただ、パーソナリティ症では先述のように「規範やその人が属する文化から期待されるものから著しく偏」ることが条件となるわけですが、そもそもどの程度の内気さや回避が適切であるかと考えるのかは文化や人種によって異なり、内気さや孤立、新しい状況に対する恐怖は年齢によっても異なることがあるため診断は非常に慎重に行われる必要があります。

では、その特徴をもう少し具体的に見ていきましょう。

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