なぜ罪を犯しても無罪となる人がいるのか
〜自分の行動は全て自分の意思?〜
何か重大な事件が起こると取り沙汰される犯人の「責任能力」
なぜ人を殺しても無罪となる人がいるのか、なぜ同じ罪を犯しても裁かれる人と裁かれない人がいるのか疑問に思ったことがある人も多いのではないでしょうか。前回のレターでは
・精神科の患者なら罪を犯しても無罪になる?
・そもそも責任能力って何?
・精神鑑定では何を調べるの?
などについて説明しました。まだ読んでない人はこちらから↓↓↓
ただ、それを読んでもなお「納得できない」「結局は本人の性格では?」なんて思った方も多かったのではないでしょうか。これには精神科の病気に関してまだまだ「心の病気」「気の持ちよう」という考えが強いことも影響しているでしょうし、激しい幻覚や妄想を経験したり接したことがなければなかなか想像が困難であるということも当然あるでしょう。
では、我々の行動は全て自分の意思、選択で全ての行動には責任が伴うのか、少し考えてみましょう。今回は
・自分の行動は全て自分の意思?
・精神科医の鑑定は絶対?
・心神喪失なら無罪放免?
などについてお話していきます。
このレターでは、メンタルヘルスの話に興味がある、自分や大切な人が心の問題で悩んでいる、そんな人たちがわかりやすく正しい知識を得ていってもらえるよう、精神科専門医、公認心理師の藤野がゆるくお届けしていきます。是非是非登録して読んでみてください。